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zoom RSS 放射能のお話

<<   作成日時 : 2011/03/20 13:26   >>

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東京大学物理学科の早野先生が、Twitterを通じていろいろな問題を出題されています。
既に回答期限が過ぎているので落第は決まっていますが(笑)なんとなく考えてみたいと思います。

放射能の恐怖


などと新聞や雑誌各誌でセンセーショナルな伝えられ方をしています。

中には、福島県産の米が危ないとかいって買い控えする動きもあるようです。
米が取れたのはいつですか?
昨年の秋ですよ???
これから収穫される作物を心配するならまだしも、過去に収穫されたものにどうやって放射線物質が入りこむのでしょう?

無知というのは時に何よりも恐ろしいものです。

己の愚かさを恥じねばなりません。


福島原発の事故は衝撃的でしたが、放射線物質の飛散は、この一週間初めて日本を襲った事象ではありません。
日本人が、なんにもしないで普通に生活して自然界から受ける放射線量は、年間で2.4mSV。

ニュースで時々報じられていますが、地球には「宇宙線」というものが絶えず降り注いでいますし、もともと日本には、ラドン温泉に入ると健康になれるという文化さえあります。(ラドンは希ガスという気体状の放射性元素で、ウランの兄弟みたいなものです)
火山の活動によってマグマによって地中深くから運ばれたウランが、放射能を放出しながら時間をかけてラドンへと変化するのですから、ラドンが産出される地域では、岩盤から高い濃度の放射性物質が検出されます。

そんなこんなで、世界中でも、地域によっては、岩盤から今回の福島原発周囲以上の放射線量が測定されるわけです。
(そりゃそうです、ウランだってウラン鉱山から採掘されています。けっして人工的に作られたものではないのです)

その他にも理由はありそうですが地域による差はこういった岩石の性質の違いが大きいように思います。



そして、今一番みなさんが恐れているのが、

体内被曝

だと思います。放射性物質は皮膚などに付着した場合簡単に水で洗い流せば取れます。
しかし、体内に取り込んでしまうと、体の中で長時間放射線を放出し、その間、自分はもとより周りの人も被曝させてしまいます。

そんな体内被曝ですが、今回検出されている放射線量で、周りや自分に影響が出るほど摂取するということはありません。

それに、放射線物質には半減期というものがあります。
長時間体内に蓄積していく化学物質とは違います。
現在話題に上っているヨウ素131(放射性同位体)では、半減期はわずか8日。


放射線物質を怖れるくらいなら、化学物質や有機水銀などの摂取を怖れる方がよっぽどマシです。
化学物質の生物濃縮の話は知っていますか?
肝臓に蓄積していく化学物質もあるのですよ。そちらの方が、よっぽど怖いと思うのです。


牛乳は危ない?


これは本当でしょうか。

牛乳は、血液から赤血球の赤みが抜けたものと考えることができます。
酵素の働きで、赤い血液から白い乳汁が作られるわけです。母体が摂取したものが筋肉や骨になるにはしばらく時間が必要ですが、液体成分には比較的早く出てきます。そのため、母体が摂取したものが、いち早く乳汁に出てくることになります。

とはいえ、草についた放射性物質を牛が食べ、それがミルクになって、ヒトの口に入るまでの間にかなりのヨウ素131が減っています。ミルクに放射性物質が出てくるのは草を食べてから3日後がピークだという報告もあります。
つまり、牛乳を飲んでも、5日後には半減しているということになります。

確かに、放射線が検出されているのでしょう。

でも、検出された牛乳は市場に流通しません。
しばらくすれば、検出されなくなります。

濁った水道水が、しばらく流しっぱなしにしておくと元のように透き通るのと同じです。
ですから、市場に流通している商品は安心です。
安全が確認されたからこそ、流通されるのですから。


私は放射線の専門家ではないので、実際のところ被曝の検出方法については詳しくないのですが、体内被曝の測定方法についてネットで検索すると、高度情報科学技術研究機構さんのHPにこんなのが出ていました。http://www.rist.or.jp/index.html

「内部被ばくモニタリングにおける体内放射能の測定方法として、体外計測法およびバイオアッセイ法、のどれを採用するかは体内に取り込まれた核種の種類およびモニタリングの実行の容易さ等により決定される。一般にガンマ線を放出する核種には体外計測法が適用され、アルファ線またはベータ線のみ放出する核種にはバイオアッセイ法が適用される。」
(”内部被ばくにおける線量当量の測定・評価マニュアル”、(1988)、原子力安全技術センター より)

ヨウ素131は、大気中で宇宙線とキセノンの反応によって生成したり、岩石内でウラン238の核分裂によって生じることが知られています。ガンマ線とともにベータ線を出します。
ヨウ素は甲状腺ホルモンの原料となるため、体内に入ると甲状腺に蓄積します。
甲状腺にとどまりベータ線を出すことで、甲状腺癌を引き起こす、というのが、チェルノブイリの事故の後大変な問題になりました。

チェルノブイリのような大規模な事故が起き、汚染された地域の野菜や牛乳を毎日、毎年、何年も摂取していたがために、健康被害が出ました。
今回の福島の事故の様な低いレベルのものを短時間摂取したからといって、どうにかなったりすることはないと考えられています。
癌になる要素はたくさんあります。
放射性物質だけではありません。
放射線がDNAに傷をつけるのは本当ですが、人体にはそれを修復する機能が備わっています。
短期的に傷がついたとしても、いずれはそれは治っていくのです。
残念ながら、治す能力には個人差があるのが現実ですが、それは事故とは全く関係ない、人間の個性・個体差の一つです。

被曝を過度に心配し過ぎる人は、
一度のレントゲンで自分が毎回どのくらい被曝をしているのか。
CT検査でどの程度被曝をするのか。
宇宙線とは何か。
ラドン温泉は本当に体にいいのか。

そう言うことも一緒に考えて欲しいと思います。

もう一度言います。


放射性物質は、体に入ってもいずれは消えて無くなります。
一時的なものです。
何もしなくても、人間は放射線を浴びています。
一時的に数値がほんの少し上がっても、健康被害をもたらすようなことはありません。



福島県地域で、放射性物質を心配されている方は、しばらくマスクをして下さい。
そして、しばらくの間、自分の畑でとれた野菜の摂取を控え(廃棄し)、市場に流通している放射線検査を受けた野菜を食べて下さい。
これで、安心があなたの心に訪れるでしょう。

焦るより、パニックになるより先に、数値についてよく考えて下さい。
科学的知識は、あなたを救います。
癌の恐怖から?

いえ、過度な心配から。

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