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<<   作成日時 : 2010/09/19 00:18   >>

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本日のNHKスペシャルはiPS細胞の特集でしたね。

「“生命”の未来を変えた男〜山中伸弥・iPS細胞革命〜」
http://www.nhk.or.jp/special/


iPSによって、開ける未来はたくさんあって、医療の世界を変えることは間違いないのだけど、なんだかちょっと怖いな。

って、そう思った人がたくさんいてくれたら、少し安心なんですけど。



再生医療の世界では、胚性幹細胞(ES細胞)(Embryonic stem cell)という細胞の研究が長年すすめられてきました。
ES細胞は、受精後1週間前後の胚から作られる幹細胞です。
幹細胞というのは、これからなんにでもなれる(どんな枝葉にもなれる)細胞のことです。

生物の細胞は、発生の段階で一つの細胞からどんどん分化して、体のさまざまな器官を作り出します。
成体に存在するすべての細胞へと分化しうる多能性(万能性)を維持したまま、ほぼ無限に増殖が可能な細胞が、このES細胞です。
ES細胞は、画期的な成果として注目をされていたのですが、胚、すなわり受精卵を使うということで、ヒト胚を使って研究が進むことに対する倫理的な問題などが議論の対象とされてきました。

一方のiPS細胞というのは、人工多能性幹細胞(induced pluripotent stem cell)の略称で、体細胞に特定の因子を導入することにより作り出すことができるES細胞に類似した多能性幹細胞です。
通常は、分化してしまった細胞はその役目を全うし続けますが、この"特定の因子”のおかげで、その役目をリセットされ、何にでも分化できうる能力を取り戻します。
受精胚を使うES細胞のような倫理的な問題が少ないのがメリットです。

2006年にiPS細胞の樹立を扱うニュースが大々的に報じられてから4年。技術はどんどん進歩して、日進月歩で新しい研究成果が得られています。


失った臓器や体の一部を再生することができる、そんな未来の医療に大いなる期待を抱く一方で、恐ろしい未来も想像しておかなくてはいけません。

大抵の病気や怪我が直せるものになった時の、死の概念の変化。
最先端の医療を受けられる財力を持った人や特定の国が生じることによる、世界的な格差。
体の一部の細胞から新たな命を生み出すことができることによる、世代の概念の変化。

考えていくと、いろいろな問題が内包されています。


それを、ただ、研究者の倫理観に委ねてしまうことの危険性はもっと真剣に議論しないといけない問題ですね。


未知の領域に手をつけていきたい、研究者の探究心が時に倫理観に勝ってしまうことも・・・・無いとはいえませんから。


折に触れて、この問題についてはじっくり考えていきたいと思っています。



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